中国語の検定や資格を受ける前に必読!【中検とHSK各級のレベル&難易度】
この記事の目次
中国語検定のレベルと難易度
出題・解答形式と配点
中国語検定は準4級〜1級まであり、
一番下の級が準4級、一番上の級が1級になります。
リスニング (マークシート)50点
筆記 (マークシート・記述式)50点
合計100点
4級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート・記述式)100点
合計200点
3級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート・記述式)100点
合計200点
2級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート・記述式)100点
合計200点
準1級
リスニング (マークシート・記述式)100点
筆記 (マークシート・記述式)100点
合計200点
1級
リスニング (マークシート・記述式)100点
筆記 (マークシート・記述式)100点
合計200点
※準1級と1級はリスニングでも書き取り問題(記述式)があるので、 難易度がグンと上がります。
また、記述式の時は簡体字を使用する事が決められています。
字体が混ざってしまうと減点の対象になりますよ。
合格基準点
準4級:リスニング・筆記、合計60点
4級:リスニング・筆記、各60点
3級:リスニング・筆記、各65点
2級:リスニング・筆記、各70点
準1級:リスニング・筆記、各75点
1級:リスニング・筆記、各85点
※準4級のみリスニングと筆記試験合わせて60点を超えていれば合格となります。
それ以外の級は全てそれぞれ合格ラインを超えている必要がありますのでご注意を。
また、問題の難易度によっては、合格点が変更される事があるようです。
合格するためのレベル目安
学習時間:大学の第二外国語を半年履修(60〜120時間ほど)
語彙数:基礎単語約500語
学習時間:大学の第二外国語を1年履修(120〜200時間ほど)
語彙数:常用語500〜1000語
学習時間:大学の第二外国語を2年履修(200〜300時間ほど)
語彙数:常用語1000〜2000語
学習時間:2 級より上のレベルは個人差があります。
語彙数:3000〜6000語
(日本人的な感覚でいうと、中国語ペラペラのレベルです。)
学習時間・語彙数:目安なし
(準1級と1級はかなりのレベルになっており、明確な目安がありません。)
(例えば挨拶・講演・会議・会談など)の翻訳・通訳ができること。ビジネスで中国語を駆使できるレベルです。
(中検1級は日本語のスキル・ビジネス中国語など、極めて高度な内容を求められため、中国語ネイティブスピーカーであっても合格は難しいと言われています。)
学習時間・語彙数:目安なし
(準1級と1級はかなりのレベルになっており、明確な目安がありません。)
中国語検定とHSKの違い
中国語の資格や検定は色々ありますが、
基本的には中国語検定もしくはHSKのどちらかを受験するのが望ましいです。
大学の第二外国語で中国語を受講しているのであれば、
どちらかを取得すると単位がもらえたり、今後の就職や転職にも役立ちますよ。
詳しくは別の記事で説明していますので、
ぜひ下記リンクを参考にしてくださいね。
リンク:HSKと中検の違い徹底分析
中国語検定各級の徹底解析
HSKのレベルと難易度
※HSKとは「汉语水平考试」の略
出題・解答形式と配点
HSKの筆記試験は1級〜6級まであり、
一番下の級が1級、一番上の級が6級になります。
口頭試験は初級・中級・高級と3種類あります。
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
合計200点
2級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
合計200点
3級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
作文 (記述)100点
合計300点
4級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
作文 (記述)100点
合計300点
5級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
作文 (記述)100点
合計300点
6級
リスニング (マークシート)100点
筆記 (マークシート)100点
作文 (記述)100点
合計300点
口頭試験(初級・中級・高級):各級100点満点で評価されます。
合格基準点
1級:合計点の6割(120点)以上
2級:合計点の6割(120点)以上
3級:合計点の6割(180点)以上
4級:合計点の6割(180点)以上
5級:合否ではなくスコア形式(英語のTOEICやTOEFLと同じ)
6級:合否ではなくスコア形式(英語のTOEICやTOEFLと同じ)
合格するためのレベル目安
※HSK公式HPを参照しております。
学習時間:大学の第二外国語を半年履修している程度。
語彙数:基礎単語150語程度
学習時間:大学の第二外国語を1年履修している程度。
語彙数:常用単語300語程度
学習時間:大学の第二外国語を1年半履修している程度。
語彙数:常用単語600語程度
学習時間:大学の第二外国語を2年履修している程度。
語彙数:常用単語1200語程度
学習時間:学習経験2年〜3年以上(※個人差あり)
語彙数:常用単語2,500語程度
学習時間:学習経験3年〜5年以上(※個人差あり)
語彙数:常用単語5,000語以上
HSK各級の徹底解析
最初はどの級を受ければいい?
中検とHSK各級の難易度は先ほど紹介させて頂きましたが、
では、実際に受けるとなったら「何級から受ければいい?」と
疑問が湧き上がりますよね。
まずは、先ほど紹介した各級の難易度を今いちど再確認してください。
そしてあなたは今どのレベルなのかを照らし合わせて把握することが重要です。
さらに、目的によっても、受ける種類と級が変わってきますよ!
例えば、就職や転職を目的とするなら、
中検でもHSKでも、最低3級以上が目安になってきます。
つまり、それ以下の級は受けても力試し程度の役にしか立ちません。
特にHSKの1・2級については、多少学習すれば簡単に受かる内容ですので、
受験料も時間ももったいないです。
上を目指すのであればHSK3級で力試しをして、4級以上を目指すのをおすすめします。
ただし!今のあなたのレベルが初心者なら、
無理して3級以上を受けても失敗し挫折を味わうだけですので、
初心者だけど力試しをしてみたい!ということなら、
HSK1級・HSK2級・中検準4級・中検4級あたりが良いでしょう。
一番大事なのは
2.あなたの最終目標はなにか?
3.その目標に近づけるためにまずはどう行動すべきか?
4.そのために中検かHSKか、どちらが自分に必要か?
5.今の自分のレベルはどのくらいなのか?
この5つをしっかりと把握しましょう!
そうすれば、自然と目指す級が定まりますよ。
それでも中検かHSKで迷っているなら、
下記リンクを良くお読みになってください。
あなたが必要とする資格がどちらなのかをしっかり見極めてくださいね。
リンク:HSKか中検で迷ってる方へ
中検の合格率
中国語検定はHSKほど受験できる回数が多くありません。
基本的に年3回、1級は年に1回だけです。
毎回合格率が異なり、当然ですが、
難しい級になればなるほど、合格率も大幅に下がります。
しっかりと対策が必要になってきますよ!
過去10回分の合格率を一覧表にまとめましたので、
ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
語学の場合、力を測るのにネイティブスピーカーと実際に会話をするか、
検定や資格を取得するかくらいしかないですよね?
そんな中、検定や資格の種類も様々あります。
級もたくさんあって、どこから始めたら良いか分からない!と
たくさんの相談が寄せられました。
今回の記事は、そんなお悩みを解決するために書かせて頂きました。
あなたの悩みが少しでも解決されたら嬉しいです。
これから中国語の資格を取得しようとしているあなたを応援しています。
見事合格をつかみとってくださいね!
加油!
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