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【必見】これでぐんぐん中国語力UP!おすすめの学習法

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4つのステップを理解する


ご存知かもしれませんが、語学を学習する上で欠かせない4つのステップがあります。

「読む」「書く」「聞く」「話す」です。

これは、どの言語でも、語学学習においては欠かせないステップになります。
日本人は、漢字を使っているという利点から、中国語学習において「読む」「書く」が得意な人が多いです。

中国語は、一つ一つの漢字がそれぞれの機能を持っています。
例えば、日本語で「暑い」という言葉は、暑い・暑くて・暑かった・暑くない、などに変形する事がありますが、中国語にはありません。

まったく中国語が分からない人でも、漢字を見てある程度内容を理解する事ができます。
例えば、「我参加了体验课」という中国語。
漢字で読み取れるのは「我・参加・体験課」の3つ。
ここまで読み取れれば、なんとなく「私は体験レッスンに参加した」と分かりますよね?
字体の違いは多少ありますが、漢字圏ではない国の人に比べたら、かなり有利にスタートできます。

文法では、日本語は「主語+目的語+述語」なのに対し、中国語は「主語+述語+目的語」というのが基本的な文型。
初めて学習する際は、まずこういった「基本ルール」を把握しておくと「思ったより簡単かも!」と感じるでしょう。
もちろん、中には細かいルールもありますが、文字媒体なら意味が大体伝わるという段階に最初から立っているので、学習のモチベーションも上がりますね。

しかし、私達にとって最大の難関はやはり「話す」と「聞く」ことですよね?
中国語には「日本語にない発音」や「声調」など、学習者を苦しめる壁があります。
実は、私もその一人です。
ただ、中国語の学習において、どのステップから学習するか、「順番」がとても大事になのですよ!

一般的には、得意な「読む」「書く」から入りがちになってしまう。
そうなれば、苦手な「聞く」と「話す」は後回しになりますよね?
中国語の場合、特にそうなり易い。
なぜなら、「発音が一番難しい」と皆さんが思っているからです。
しかし、学習の順番を間違えてしまうと、後ですごく苦労をします。
私自身、それを経験したので一番よく分かります。

ですので、今回は私自身が実践してきた中国語学習法で「これは良かった」、「成果があった」というものをそれぞれステップ別に優先順位を付けてご紹介しようと思います。

 

最優先するべきなのは「話す」


読めて書けるからといって、「話せる」とは限らない!

実際、私はHSK6級(中国語の検定の中では一番上の級)を持っていても、ほとんど話せない人に会ったことがあります。
英語もそうですが、そもそもあなたは外国語を「話す」ことに対して恥ずかしいなどと抵抗を持っていませんか?
話せるようになるには、たくさん「話す」ことが一番の練習になります。
つまり、場数が大事なのです。

ここで、多くの中国語学習者が抱える悩みを2つ見てみましょう。

その1:そもそも話すチャンスがない
その2:話したら全然通じなくてトラウマになった

はい。分かります。
私も同じ悩みを抱えていました!
色々工夫して、自分なりの解決法で克服できたので、ご紹介したいと思います。

その1:そもそも話すチャンスがない【解決法】
話す「場所」は作るものです。
今はインターネットが世界的に普及していますし、日本にもたくさんの中国人がいます。
オンラインレッスンを受けてみるも良し、SNSを利用しても良し、日中交流の会に参加してみるも良し、方法はいくらでもあります。
中国語が話せる環境を自分なりに工夫して作ってみましょう!

私が中国語を勉強した時、話し相手がいなくても、シチュエーションを設定し一人でも話す練習をしました。
実際、かなりの効果がありました!

例えば、誰かに「日本の高校生活はどのような感じですか?」と質問された場面を想像します。
そして、その質問に実際に声を出して答えてみます。
すると、思っているよりも喋れていない、伝えたい内容がうまく言えない!ということに気づきました。

ちゃんと言えるようにしようと、頭の中でひたすら整理したり、何度も言い換えたり、色々工夫をしているうちに自然と会話力が付きました。
こういう練習が意外に実際のコミュニケーションに役立ちますよ!
「話す相手がいなから」と悲観的にならず、どんどん口に出すことが大切です。

また、今の教科書にはCDや音声データが付いているのが一般的。
自分の中国語を録音し、お手本の録音教材と聞き比べするのもお勧めですよ!

 

その2:話したら全然通じなくてトラウマになった【解決法】
あなたは、なぜ通じなかったのかを考えた事がありますか?
それは「発音」がちゃんと出来ていないからでしょう。
中国語は発音が重要な言語なので、基礎の発音は絶対におろそかにしない方が良いです。

発音だけは、必ずネイティブの人に丁寧に一から教えてもらうことをお勧めします。
なぜなら、あなたの文法の知識がどれだけ多くても、正しくても、面白い事を言っても、発音がめちゃくちゃだと全て台無しです。
これは、私たちが外国人の日本語を聞いた時を想像すると分かりやすいでしょう。

私は中国で日本語を教える仕事をしています。
実際に生徒の中には、発音をおろそかにしている人がかなり多い。
そして、その子たちは後で大変な苦労をしています。

学習レベルはすでに中級まで進んでいても、発音がひどい生徒に発音の練習をさせると「今さら発音の練習?」と不満を持つ人もいます。
これは日本人が中国語を勉強する際にも起こりうる現象ですね。
ある程度勉強が進むと、基礎をもう一度最初からやり直そうとはなかなか思えないでしょう。
だからこそ、最初のうちに基礎をしっかり固めておくことが重要なのです。

独学でなんとなく基礎を覚えて、先に進めても、発音が出来ないせいで一からやり直しなんてことにならないためにも、発音だけはお金を払ってでも、ネイティブの人にしっかり指導を受けた方が良いでしょう。
その人の「癖」と同じで、一度染み付いた発音は、後で直す方が大変です。
最初に適当に覚えてしまった発音を矯正するより、初めから正しい発音を身につけた方が、あなた自身も楽ですよ!

 

私の場合、色々なアプリを活用して苦手だった発音を克服するのができました。
別記事で中国語学習のおすすめアプリを紹介していますので、詳しくはそちらを参考にしてみてくださいね。

 

セカンドステップは「聞く」


「聞く」ことを怖がらない、「わからない」ことにがっかりしない!

私は、今中国に住んでいますが、行く前は読んだり書いたりすることは出来るものの、リスニング力は皆無に近い状態でした。
当然、現地に行っても、中国人の話は一言も分かりませんでした。
それでも、諦めずにとにかく中国人の話すことに耳を傾け続けた結果、徐々に分かるようになっていきました。

しかし、私のように現地に住むという学習者は少ないと思うので、日本に居ながらリスニング力をアップできる方法を3つご紹介したいと思います。

1.テキストに付いてるCDや音声データを活用して「耳を鍛える」
今の中国語教材にはほとんどCDや音声データが付いています。
その教材の音声を最低3回は聞いてください。

1回目は何も見ずに聞き、音声の中国語を書き出します。
2回目はテキストの文を見ながら聞き、1回目で聞き取れなかった部分を確認。
3回目はもう一度何も見ずに聞き、全部内容が理解できるかを確認する。

この時点で、もしまだ理解できない部分があれば、内容を全部理解できるまで、この作業を繰り返してください。
この段階を踏んだ練習がおすすめです。
これは、耳を鍛えられるだけでなく、同時に「書く」練習にもなりますよ。

 

2 .語学スクールに通う
一番手取り早い方法が中国語スクールやオンラインレッスンなどを利用し、先生と話すことです。

語学学校の先生は、あなたのレベルに合った単語やスピードで話してくれます。
生徒が学習でつまずき易いツボもしっかり分かっているので、的確なアドバイスをくれたり、学習法を教えてくれます。

ただ、気を付けたいのは、中国語は地方によって方言の差が非常に大きいです。
一般的には上海や北京・ハルビン・瀋陽など北のご出身の人は「普通话」の発音が綺麗とされています。
逆に広東や台湾・海南など南の方は少し訛りがあったりします。
もちろん人によりますが、あくまでも確率的の話なのでご参考にして頂ければと思います。

慣れれば、多少の訛りがあっても分かるようになりますが、最初はなるべく発音のきれいな先生に教わると良いでしょう。

 

3.ネイティブが配信する動画や中国の番組・ドラマ・映画などを活用する
今はYoutubeなどの動画配信サイトに、中国のニュース・バラエティ番組・ドラマ・映画、中国語学習の動画や中国人が個人で制作した動画などがたくさんあります。
中国語字幕が付いたものもたくさんありますので、字幕を見ながら中国語を聞くのもとても有効的です。

特にバラエティ番組は、中国人が日常的に喋っている感覚に近いのでオススメです。
中国人が実際に話している「リズム感」や発音の感覚を真似しながら、オウム返しできるようになると更に良いです。

また、映画やドラマは学習に行き詰まったり、飽きてきたら活用すると良いでしょう。
自分が興味のあるジャンルであれば、楽しく映画やドラマを視聴しながら耳を鍛えることができます。
その際も、あえて中国語字幕で視聴するのがオススメです。
そうすることで、同時に「読む」練習にもなります。

中国ドラマや映画は、Youtubeだと削除されていたり、新しいものが少ない場合があるので、私が普段使っている中国の動画視聴アプリを3つご紹介します。
どれもアカウント登録しなくても、無料で日本でも使用できます。
ただし、無料でご利用の場合はCMをスキップできなかったり、一日の視聴話数の上限があったりなど、制約があります。

・优酷(youku)←使いやすいので一番オススメ
・爱奇艺极速版(iQIY)
・腾讯视频(pps)

他にも色々ありますが、この3つあれば充分かと思います。
個人的には「优酷」だけでも良いくらいです。 

 

別記事でおすすめの中国ドラマや映画を紹介していますので、何を見たら良いか分からない方はぜひ参考にして下さい。

 

「読む」と「書く」はセットで練習しましょう


「書く」練習はSNSを活用した方が圧倒的に良い

最近では、外国人同士が気軽に言語交流できるアプリが普及しております。
機能がとても充実していて、かつ無料で使えるものがたくさんあります。

アプリ内で、自分が書いた文章や日記などをアップすれば、その中のネイティブスピーカーが好意で添削してくれたりします。
また、趣味などが合えば、気軽に友達になれるのも利点の一つ。
中国に行く予定はないけど、中国語を上達させたいな!という人にはうってつけです。
もちろん友達を増やしたい、交流の場が欲しいという気軽な目的でも問題ありません。

私も中国のこういったアプリでたくさんネット友達を見つけることができました。
教科書に載ってないリアルな中国事情を知れるので、抵抗がなければこういったアプリは非常に活用価値がありオススメです。

私が普段利用しているSNSアプリは以下の3つです。
・Hi Native
・Hello Talk
・Lang-8
他にも色々とあるので、自分が使いやすいと思ったものを利用すると良いと思います。

一方で、こういったアプリを利用するのに抵抗があり、ちょっと怖いなと思う方は、自分でノートに日記を書くのが良いと思います。
自分のまだ知らない単語を発見できたり、使い方をマスターできていなかった文法など、学習成果の再確認にもなります。
「書く」練習だけでなく、単語力UPや文法理解度も深まります。
ネイティブの人や先生などに添削してもらえると、どこがどう間違っているのか教えてもらえるので、なお良いでしょう。

 


「読む」練習は自分に合った難易度で興味のあるものから始める

冒頭で、日本人は中国語学習において、「書く」「読む」が得意と話しましたが、いくら得意でも難易度が上がれば理解できないものが増えてきます。
難易度の高いものになると、次々と新しい単語が出てきたり、混乱する事もあります。
ですので、必ず自分のレベルに合ったものから読む練習をするようにしてください。

私が実践した方法は、中国版ツイッターの微博で、まず自分が興味のある分野のニュースを見つけます。
読み進めていくうちに、分からない単語が必ず出てくるので、そのページをスクショしておきます。
慣れるまでは、とにかく新しい単語をピックアップして徹底的に調べます。
例えば、辞書の例文などを声に出して読んだり、メモを取ってノートにまとめたりしました。

慣れてきたら、その単語の前後にどのような前置詞や単語が使われているのかもワンセットで覚えていきます。
そうすることで、チグハグな中国語ではなく、「より中国人らしい中国語」の表現に近づくことができます。

覚えた単語や表現は、頭に定着させるため、すぐにアウトプットします。
日記に応用したり、その単語や表現を使って文を作ってみるのも良いでしょう。
または、先ほど紹介したSNSに投稿したり、ネイティブの人との会話の中で使ってみる方法も良いと思います。

この2段階の作業(インプット→アウトプット)を習慣づけると、文法力や語彙力がぐんとアップしますよ!
インプットばかりではなく、アウトプットも中国語を上達させる上で非常に重要な作業ですので、ぜひあなた自身でアウトプットの工夫もしてみてくださいね。

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?
中国語の学習方法は十人十色なので、「絶対にこれをやればうまくなる!」というものはないのですが、私の実体験や実際にやって良かったと思える学習法をご紹介させていただきました。

あなたの中国語学習にもお役に立てるものがあったら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後とも知りチャイナでは、中国語学習や中国に関する様々なお役立ち情報を配信して参ります。
参考になったらぜひシェアや「いいね!」お願いします。
引き続きお役立ち情報をお届けする励みになります。

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ライター紹介 ライター一覧

ともなか

ともなか

女性 90年代生まれ

20歳の時に図書館でたまたま借りてみた中国語教材にドはまりし、中国語の虜になりました。

2015年から中国在住。現地の日本語学校で教師を勤めたことがあります。現在は中国人の主人と2匹の愛猫と生活中。

中国語の勉強はもちろん、絵を描いたり読書をしたり、いつも「何かをしていないと落ち着かない」性分です。

中国と日本は近くて遠い国、皆さんに少しでも中国への理解が深まるよう努めていきたいと思います!

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