あなたの人生を変える!心に響く中国語の名言5選【音声付き】
この記事の目次
自分を励ましたい人に知ってほしい言葉
未来に希望を持てないニュースが毎日のように飛び交う昨今、「自分の将来にも希望が持てないな…」と憂鬱な気分になってしまうという人は少なくないかもしれません…
そんな人におすすめしたいのが次の言葉。
其实地上本没有路,走的人多了,也便成了路。
この句は、中国で最も有名な小説家・魯迅がその作品『故郷』の末尾に記した言葉です。
「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」と訳されています。
この言葉を素直に解釈するならば、「元々未来が見えないのが当たり前。未来を切り開くのは自分自身だ。同じように一歩踏み出す者たちが増えれば、希望溢れる未来になっていくのだ。」とすることができるでしょうか。
魯迅のこの言葉は、未来に足がすくんでしまっている私たちを後押ししてくれているようにも感じられますね。
人間関係に悩んでいる人に知ってほしい言葉
人と関わらずに生きていくことは不可能だと言われている現代、切っても切れない人間関係に悩まされている人は多いですよね。
そんな人にぜひ知ってほしい名言がこちら。
爱人者,人恒爱之,敬人者,人恒敬之。
「人を愛する者をいつも人は愛し、人を敬う者をいつも人は敬う」
というこの言葉には、人間関係を円滑に営むためのエッセンスが凝縮されていますね。
人に愛されたいのであれば、まず自分が人を愛し、人に尊敬されたいのであれば、まず自分が人を尊敬するようになろう…
当たり前のことのようでなかなかできないことですが、とても大切なことですよね。
ちなみにこれは、四経の1つに数えられる『孟子』に見える言葉。
数千年前に著された書物に見える言葉だというから、なおさら奥深さを感じますね。
子育てを頑張っている人に知ってほしい言葉
今現在子育てに奮闘している人たちの多くは、「自分の教育は正しいのかしら?」と悩みを抱えていることもありますよね。
子育てには正解が無いなんて言われますが、それがかえって不安になってしまうことも。
たしかに子育てに正解は無いのかもしれませんが、親の矜持として知っておきたい言葉があります。
小的时候,不把他当人,大了以后,也做不了人。
「幼いころにその子を人として扱わなければ、大きくなってもその子は人として生きられない」
というちょっとドキッとする言葉。これも小説家・魯迅が遺した言葉です。
直訳すると上記の意味になりますが、私はこの言葉をみた時、
「子どもの時にこそ、良し悪しをしっかりと教えなければ、大人になった時、その子は果たして正しい判断ができるのだろうか。」と魯迅に問われているような気がしました。
「子どもだから仕方ない」ことはもちろんあると思います。
しかし、仕方ないで終わるのではなく、その時にこそ間違いを正してあげるのが親の役目なのではないでしょうか。
解釈は人それぞれありますが、あなたがこの言葉をみた時にどう感じたかをぜひ大切にして、子育ての教訓にみてはいかがでしょうか。
勉強を頑張っている人に知ってほしい言葉
将来のために勉学に励んでいる人に知ってほしい言葉もあります。
それは、中華人民共和国を建国した毛沢東が遺した次の言葉です。
想要知道梨子的滋味,就要亲口 尝一尝。
「梨の実の味が知りたいのなら、自ら取って食べてみなければ分からない。」
というこの言葉は、実践の大切さを説いています。
「本を読んで知識を得ることによって物事の本質を全て理解した気になっていてはいけない。
本を読んで得た知識をもとに実践や経験を積まなければ、真実にたどり着くことはできない。」
といった意味に解釈することができるでしょう。
この言葉を心に刻んで学問に励めば、新しい何かが見えてくるかもしれませんね。
悩みを抱えるすべての人に知ってほしい言葉
自分の存在意義を疑問に思い、悩み、世代を問わず誰もが大なり小なり抱いていることでしょう。
その答えを端的に示してくれているのが、人民解放軍として活躍した雷鋒の次の言葉なのではないでしょうか。
自己 活着,就是为了 使别人 过得更美好。
「自分が生きているのは、他人をより幸せにするためだ。」
というこの言葉には賛否両論あるかもしれません。
しかし、人と共に生きる私たちにとってはとても価値のある言葉なのではないでしょうか。
この雷鋒の言葉は、中国人にはあまりにも有名な言葉ですが、少年のころから奉仕活動に励み、
不運にもわずか22歳で命を落とした雷鋒が遺した言葉だったからこそ、今でも人々の胸に響いているのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
中国語の名言には深い意味を持つものがたくさんあります。
今回はその中でも5つしか紹介できませんでしたが、調べれば調べるほど心に響く名言はたくさん出てきます。
今回ご紹介した言葉があなたの人生をより豊かなものにしてくれることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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