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中国(内モンゴル)の有名な食べ物『おすすめ7選』

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稍美(シューマイ)


シューマイと聞くと一口サイズの可愛いものをだいたいの方は思い出しますね。

実はシューマイのルーツを辿って行くと発祥地は内モンゴルなんですよ。
ただし、内モンゴルのシューマイは「大きい」です!
日本のシューマイの10倍ほど、成人男性の拳くらいあります。
そして具には羊肉を使っています。

普通の男性で8個セットを食べますが、現地の人は毎朝これを16個食べています。

価格は8元。つまり150円くらいですね。安い!
油が多いため、黒酢で食べます。これに消化を促すプーアル茶と一緒に食べるのがルールです。

もう一つ大事なルールは「残さず食べる事」です。
内モンゴルでは食べない=失礼に当たります。

私も朝から16個シューマイを食べました。朝なのに、です。
最初の8個は、おいしいですが、そのあとは…(笑)

 

「稍美」と書く理由
日本でも中国でもほとんどの地域は「シューマイ」と聞くと、 「焼売」こちらの漢字を使いますよね?
しかし、今でも内モンゴルでは「シューマイ」というと、「稍美」こちらの漢字を使います。
内モンゴルの農家の言い伝えでは、 最初、イスラム教の人たちが内モンゴルで肉まん(包子bāo zi)を作ろうとしていました。

しかし、忙しすぎて時間がなかったため、小麦粉で簡単に羊肉を包んだものを好んで食べるようになったようです。
これを見て、ある農家の人が、これは包子か?と尋ねます。
そうすると、隣の人がいや違う、少し包子より見た目がきれいだと答えます。

これを中国語にすると、「比包子稍微美一点 bǐ bāo zi shāo wēi měi yì diǎn」となります。
日本語の略語の様に、だんだん省略されて行き最終的に「稍美(shāo měi)」となったのです。
地域を移動するごとに、少しずつ変化し、 最終的にはほとんどの地域で「烧卖 shāo mài」が定着したと言われています。
実際蒸しているのに漢字にすると焼くのかい!!と言いたくなりますよね。
この焼売というのが当て字だったからなんですね。
内モンゴルでは有名な話で、誰に聞いてもこの話をしてくれますよ。

 

烤羊排(羊のステーキ)


内モンゴルの主要なお肉は羊の肉になります。

羊が普通に道端で売られています。
残酷に思われるかもしれませんが、その場で羊を選び、さばいてもらうことができます。
なので、とても新鮮で臭みがまったくなく、これだけやわらかい羊は日本ではありえません。
命に感謝しながら頂きましょう。

 

なぜモンゴルではよく羊が食べられているのか?
内モンゴルは冬の気温がぐっと下がります。時には-30度以上になることもあります。
とにかく、寒いです!骨が冷える感覚です。

羊肉は他の牛や豚に比べると、体を温める栄養素がたくさん入っています。
ですから、こちらの人は冬になると毎日の様に羊を食べるのです。

現地では、羊肉と一緒に白酒を飲みます。
アルコール50度くらいのお酒で、味と言うかこれはもうアルコールそのものを飲んでいる感覚です。
喉と胃が一瞬で温まります。肝臓と胃をいたわりながら、このお酒と羊の力を借りて寒い冬を乗り切ります。

 

烩菜(羊とじゃがいもの煮込み料理)


日本で言うと肉じゃがに近いのです。

ブロックの羊肉、じゃがいも、粉条(小麦粉で作った弾力のある麺)を煮込で味付けすれば出来上がりです。
冬場になると、これに白菜の漬物を加えて、少しさっぱりした味になり、お肉との相性が抜群です。

内モンゴルでは一般的な家庭料理。
ネイティブの家に行くと100%これが出てきます。
内モンゴルの冬はかなり寒いので、保存がきく漬物も欠かせない家庭料理なのです。

 

蒙古馅饼(シャーピン)


日本のおやきの様なものです。
もちろん中のお肉は羊を使います。
モンゴルでは自宅にお客様が来ると、「おもてなし」としてこのシャーピンを出します。
お肉たっぷりで、もちもちの皮、モンゴルでは美食として知られる逸品です。

 

手扒肉(ショウパーロウ)


羊を柔らかくなるまでドーンと塩茹して、豪快にかぶり付く!
これぞモンゴルの代表料理と言っても過言ではないでしょう。

「手扒」とは手で裂くという意味です。
小さいナイフでお肉を切り落としながら、手で豪快に頂くのがモンゴル流!

 

涮羊肉(羊肉のしゃぶしゃぶ)


日本でいうところの火鍋です。
鍋が特徴的で、真ん中が煙突の様に突き上がっています。

食べ方は日本のしゃぶしゃぶと同じですが、
スープは薬膳などを多く使っていて奥深い味わいの逸品です。

野菜と一緒に肉をしゃぶしゃぶして頂きます。
寒い冬には体を芯から温めてくれます。

 

马奶酒(ばにゅうしゅ)


遊牧民族にとって欠かせない飲み物がこの「马奶酒」です。
日本では「馬乳酒」と呼ばれています。

名前の通り、馬の乳から作られたお酒。
カルピスを作るヒントにもなったと言われているんですよ。

アルコール度数は1〜3%と低く、栄養価が非常に高いと言われています。
しかし、カロリーも高いので、飲み過ぎにはご注意を。
3リットルで1200カロリーほどですので、これに合わせて食事をしたら、
一日のカロリー摂取量をゆうに超えてしまいますね(苦笑)

味は、人それぞれですが、最初はクセが強いので苦手な方も多いのでは?
でもこのクセにだんだんハマって行く人も多い様です。
機会があれば、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう!

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?

今回は内モンゴルの美食を紹介させて頂きました。
もともと寒い地域&遊牧民族ですので、やはり羊と体を温めることがメインになってきます。

こちらで生活していると、体が羊を求めるようになりますし、アルコールも飲みたくなるのが面白いです。
人の体はよくできています。食物を通して体を温めることを求めるのです。
しかも、慣れてくると最高においしく感じます。他にもすすめたいグルメが内モンゴルにはたくさんあります。

ぜひ一度内モンゴルに来て、最高の料理を堪能してみてはいかがでしょうか!

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ライター紹介 ライター一覧

yuka

yuka

出身:中国上海市
言語:中国語、日本語、上海語




経歴:日本人の父と中国人の母を持つハーフです。中国上海に12年間在住し来日。

文京大学英文学科を卒業し、ヤマト運輸グループのヤマトシステム開発で営業職を担当。

数々のプロジェクトや新規事業開拓に参加。

その後大手語学スクールに入社し、現在までに培った語学力とコミュニケーション能力を活かしジャスミン中国語スクールを設立。

ご挨拶:庄子有加です。1987年上海生まれ。小学校を卒業し、12歳で来日しました。その時日本語は一言も話せませんでした。

中学生という多感な時期に、言葉がわからない国へ移住する事は想像しがたい事だと思います。

しかし、この経験が私に言葉の大切さ、素晴らしさを教えてくれました。

言葉の壁に苦しんだ事があるからこそ、同じ様に言葉を学習したい方の力になりたいと思いました。

中国語は皆さんが思うほど難しい言語ではありません。

同じ漢字を使う日本人にはすごく勉強しやすい言語の一つです。

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