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「あなたも誤解しているかも?!」日本と中国の文化・習慣の違いを紹介します

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感覚の違い「そもそもの当たり前が違う!」


性格

日本
礼儀正しく、繊細で真面目な国民性。
日本は「わびさび」を古くから大切にし、人に対して配慮や気配りをする、まさに「おもてなし」を大切にしています。
中国
明るくおおらか(大雑把)、情熱的でオープンな国民性。
欧米の様なオープンではなく、特に恋愛は別です。
中国人の情熱的な部分は良く言えば「情に厚い」ところです。
また、大雑把なところがあるので、日本人からすると「配慮が足りない」、「マナーが悪い」などと捉えられる事もあるかもしれませんね。

 

法律

日本
20歳で成人。飲酒、喫煙は20歳から。
中国
18歳で成人。喫煙は18歳からですが、「未成年がお酒を飲んではいけない」という法律はありません。
(法律で定めはないですが、学校教育では未成年の飲酒はもちろんNGと教えています。
ただ、日本ほど厳しくないのも現実です。)

 

交通ルール

日本
基本的に人が優先で車が譲るのが一般的なルール。
中国
車優先です。
青信号であったとしても、曲がる車が日本の様に譲ってくれたりはしませんので、
中国で道を渡る時は十分に気をつけましょう。
yuka 先生
たまに上海へ行きますが、道を渡るのにいつもハラハラします(苦笑) 

 

新学期のタイミング

日本:4月
中国:9月

 

接客態度

日本
「おもてなし」の精神があり、
ホスピタリティが非常に高いのが日本の接客業・サービス業だと思います。
中国
中国のスーパーやコンビニに行ってみると分かりますが、基本的にそっけないです。
日本人からしたら「え?機嫌悪いの?」や「態度悪い」と思ってしまう人も少なくないでしょう。
しかし、中国ではそれが普通です。

 

「並ぶ」という認識

日本
「譲り合いの精神」が日本では一般的で、誰でも一度は並んだ事ありますよね?
例えばラーメン屋さんや銀行、駅のお手洗いなど。
並ぶ事が当たり前で、常識であるとほとんどの日本人は思っています。
中国
「早いもの勝ち」という精神からなのか、中国人はあまり「並ぶ」という意識がありません。
人口が多いからなのかもしれませんね。
「われ先に」という風に日本人の目には写っているかもしれません。 
yuka 先生
余談ですが、以前上海の空港から日本に帰国する際、お手洗いで並んでいたら、後ろから来た人がどんどん先に入っていき、腹を立てた記憶があります。
日本に長く住んでいる中国人は一度は経験した事があるかもしれませんね。

 

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感情表現の違い


 

お礼

日本
とても礼儀正しい国だと思ってます。何かとお礼を言う事も多いですよね。
例えば「先日はありがとうございました。」など、
後日になってまたお礼を繰り返したり、重ねてお礼を申し上げる事も多々あると思います。
中国
中国人は後日あえて感謝の気持ちを表現する事はあまりしません。
お世話になった時や感謝を伝える時は、その時その場でストレートに伝えます。
日本と少々タイミングのずれがある様に感じますね。 

 

ほめる

日本
日本でよく耳にするのは「社交辞令」です。
例えば上司の奥さんを「お綺麗ですね」などと褒める事もあったりしますよね。
この社交辞令があるから、人間関係が円滑に回ることも少なくないはずです。
中国
個人的な意見になりますが、中国人は「おだてに乗りやすい」人が多い気がします。
つまり、褒められるのが大好きです。
ただし、異性の外見的なところを褒めると、その人に対して「気がある」と捉えられてしまう
事もあるので、相手によっては「気立てが良い」など内面を褒めるのがおすすめです。 

 

謝る

日本
自分に非があったら過ちを認め、きちんと謝罪することが美徳と捉えますよね。
謝ることで相手に許しを頂き、事が解決すると思う人も多いはず。
中国
すぐには謝りません。
それは、謝ったところで解決しない事の方が多いからです。
逆に、簡単に謝ってしまうと責任を取らされることだってあります。
責任を取りたくないからと聞くと、欠点のようにも聞こえますが、これはビジネス上のスキルとも言えるのではないでしょうか。

謝っても起きてしまったことが元に戻る事はありません。
であれば、謝る事よりも解決することの方が重要と中国人は捉えます。
あなたもただ謝られるよりも無事にビジネスが成功する事の方が嬉しくありませんか?
「結果オーライ」という言葉がありますが、中国人の考え方に少し近いのかもしれませんね。

 

物事の伝え方(言い方)

日本
「遠回しに言う」や「オブラートに包む」など、
日本では一般的にはっきりと皆まで言わない事が多いですよね?
また、よほど親しい人でない限り、個人的な事を根掘り葉ほり聞いたりもしません。
中国
中国人は基本的に思った事を率直に言いますし、気になった事は質問します。
「遠回しに言う」という文化がなく、率直に物事を言う事は悪い事とは思っていません。
時として、正直に言ってくれた方が良いと思う時もあります。
また、親しくなりたいから隠し事をせずなんでも質問してしまう一面もありますが、
日本人にとっては「デリカシーがない」と思ってしまう人もいるかもしれません。 

 

空気を読む

日本
「親しき中にも礼儀あり」、「空気を読む」
一度は聞いた事がある言葉ですよね?
日本では、たとえ親しい人でも、遠慮したり相手に対して気遣いをします。
また、「空気を読む」は海外ではあまりなく、日本独特の文化の様な気がします。
中国
中国人にとっての親しい友人は家族と同レベルに考えられているため、
良い意味でまったく遠慮はしません。
その代わり困った時は必ず手を差し伸べるので、
見方を変えれば「情に厚い」という事になるのではないでしょうか。
また、「空気を読む」という言葉は中国語にはありません。
先ほども言いましたが、中国人はストレートに物事を言う性質ですので、
「空気を読み遠慮する」という概念がそもそも中国では一般的に考えられていないのです。 

 

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食文化やレストランマナー


 

料理の出し方

日本
一人一皿や一人前が普通ですよね。
懐石料理などは基本的に上品なスタイルで、一品ずつ綺麗に盛り付けて提供します。
中国
大皿で出てくる事が多いです。いわゆるシェアスタイルですね。
中国では、大人数で食事に行く事が一般的です。
また、食べきれないほどの量を出すのが「中国流」のおもてなしなのです。 

 

食べ物を残す

日本
食べ物を残すのはあまりイメージがよくないですよね?
多くの日本人は幼少期に食べ物を粗末にしてはいけない、だから残さず食べなさいと教わったと思います。
中国
中国では、逆に綺麗に食べきってしまうと「料理が足りなかった」と思わせてしまうので、少し残すのが中国の文化です。
もちろん、たくさん残ってしまった場合はテイクアウトも可能ですよ。 

 

お箸のマナー


日本
日本では横向きにお箸を置くのが一般的ですよね。
また、「渡し箸」は葬儀で骨を拾う際、行われる行為なので、タブーとされています。
中国
お箸は縦に置くのが一般的です。
渡し箸のルールも中国にはありません。
もし周りに日本に来たばかりの中国人がいたらぜひ教えてあげてくださいね。 
yuka 先生
私も幼い頃、来日したあと母に「渡し箸」はダメと教わったのを覚えています。

 

乾杯のルール

日本
家でもレストランでも、数人で集まって食事をする際、
日本では全員分の飲み物が揃うのを待ち、乾杯してみんな一斉に飲み始めるのが普通です。
先に飲んでしまうと、えっ?という顔をされたりしますよね。
中国
飲み物は来た順に飲み始めても構わないです。
中国では「乾杯」の概念が日本と違います。
乾杯は盛り上がって来たらします。
また、日本の乾杯とは違い「飲み干す」のが一般的です。 

 

持ち込みとゴミの片付け

日本
別の店で購入した食品を持ち込み、食べるのはもちろんマナー違反ですよね。
また、野外などで飲食した場合は、綺麗に片付けて帰るのが日本では常識です。
中国
お店は持ち込みOKなところが多く、特にファースドフード店などに多いです。
他店の食品を持ち込んでも怒られません。また、数人で行った場合、全員が何か注文する必要はなく、
何人かはそのお店で何も注文しなくてもマナー違反にならなかったりします。
さらに、そのお店内で出たゴミはそこに置いたまま帰ります。
ファーストフード店も、日本のようにセルフで片付けたりしません。
これは「片付けは店員さんの仕事」という認識があるからです。
もちろん、高級店などダメなところも多くありますので、ご注意を。 

 

誕生日

日本
普通は、誕生会などは祝う側がお金を支払います。
中国
「誕生日の人」がお金を払います!
「祝ってくれてありがとう」という気持ちです。これは日本とまったく逆ですね。
中国でお誕生日を祝ってもらう時は気をつけましょう。
人数を呼びすぎると大変な事になります。(笑) 

 

冷たい食べ物


日本
お寿司やお刺身、ざる蕎麦・うどんなど冷たくして食べる料理が日本では多くあります。
中国
実は、むかし中国では冷たい物は食べない風習がありました。
例えば「おにぎり」や「冷やし〜」など。
しかし、今はコンビニの普及でおにぎりなどをランチに食べる人も多いですし、お寿司などの日本食文化も浸透しています。

 

麺を「すする」

日本
日本ではお蕎麦やラーメンを食べる時、美味しそうに音を出してすすりますよね。
マナー違反ではなく、むしろ美味しく頂いているという認識がありますが、
今世界でも話題になっている「ヌーハラ」という言葉ができたくらい、これは国によって全く捉え方が違います。
中国
人にもよりますが一般的には「すすらない」です。
中国では、日本より麺が短く、音を出さずレンゲに麺を乗せて食べるのが普通です。
しかし、近年日本のラーメンが大人気なので、今はすすって食べる人も多いようです。

 

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まとめ


いかがでしたでしょうか?

今回は「日本と中国」文化の違いについてまとめました。
まだまだ他にもありますが、これだけお互いを知っておけば、
少しは誤解も減るのではないのでしょうか?
アジアでは、似た様な文化がいろんな国でありますが、
細かいところが違ったり、捉え方や考え方が違ったり、
その違いが誤解や嫌悪感を生んでしまっては勿体無い気も致します。

ぜひお互いを理解し、お互いの文化も理解して頂けたら嬉しく思います。

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ライター紹介 ライター一覧

yuka

yuka

出身:中国上海市
言語:中国語、日本語、上海語




経歴:日本人の父と中国人の母を持つハーフです。中国上海に12年間在住し来日。

文京大学英文学科を卒業し、ヤマト運輸グループのヤマトシステム開発で営業職を担当。

数々のプロジェクトや新規事業開拓に参加。

その後大手語学スクールに入社し、現在までに培った語学力とコミュニケーション能力を活かしジャスミン中国語スクールを設立。

ご挨拶:庄子有加です。1987年上海生まれ。小学校を卒業し、12歳で来日しました。その時日本語は一言も話せませんでした。

中学生という多感な時期に、言葉がわからない国へ移住する事は想像しがたい事だと思います。

しかし、この経験が私に言葉の大切さ、素晴らしさを教えてくれました。

言葉の壁に苦しんだ事があるからこそ、同じ様に言葉を学習したい方の力になりたいと思いました。

中国語は皆さんが思うほど難しい言語ではありません。

同じ漢字を使う日本人にはすごく勉強しやすい言語の一つです。

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